いろいろ、いろいろ不具合があったので、
「もう、バラバラにして!」
ということで降ろしてみました。
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開けてみると…、
・ピストンの方向が逆
・シリンダー傷
・ロッカーアーム摩耗
・カムシャフト摩耗
・シリンダーヘッドクラック

・IN/EXバルブ摩耗
・タペット摩耗
・その他いろいろ
という感じで、「これでも普通に走るんだな…」と驚くくらいでした。
見てしまったものは仕方が無いのでたくさんの新品パーツで組んでいきます。
シリンダーヘッドは126用の新品ですが、超いい加減な代物。
新品バルブすり合わせしてみましたが、バルブガイドがイケてないので微妙…。
ですが、ガイド全部入れ替えるのもこの段階では厳しかったので馴染んでくれることを祈ります。
面研も深い傷が数か所あったのでサラッとしてあります。
-thumbnail2.jpg)
650ccの126用シリンダーはスペーサーを入れてかさ上げして装着。
カム、カムチェーンとプーリーも新品。
このカムがまたイケてなくて後々の騒動を引き起こします…。
タペットの外径もイケてないのですんなり入るまで研磨。
いろいろ他にもあったような気がしますが…写真が無いので割愛(笑)
ファンカバーはブラストかけてプスーっと簡単に塗装。
サーモも動いてなかったので交換。
バルンバルンとエンジンかかって試乗〜してたら、
マウント割れちゃったり。
これは稀少らしいのでリビルド品を購入。
んでまたバルルーっと走ってると油圧警告灯がピッカー!と光りました。
「今度はなんなんですか…」
と、エンジンバラしてみると…、
カムシャフトの真ん中の溝切ってあるやつ、これ外側の溝と一直線のはずなのですが、
クルクル回っちゃって写真だと90度にズレてますね。
この溝でオイルポンプを駆動しているので空回りされちゃうとポンプ動きません。
カム不良でダメじゃん、ってことで次は鍛造カムだ!こんにゃろ!と、
例の溝が一体成型になっている安心のカムに交換!
してみたのですが、これが何故かかなりのハイカム。
ノーマル代替品っぽく売ってたのでうっかり買ってこれまた失敗…。

結局3本目を国内で手配してやっとまとまりました。
アメリカの部品屋さんにはもう懲りました(笑)
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