306と206、といえばプジョーです。
まずはオーバーヒートしちゃったN5の306スタイル。
電動ファン壊れてるから渋滞には気を付けて…
いたオーナーさんですが運悪く渋滞にはまり水温上昇、でボフッ…!

バンパー外すと電動ファンが見えますね。
こう見ると普通ですが、
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実はファンのシャフトピンとロックが飛んじゃっててモーター回れど風吹かず状態。
シャフトピンを細いドリルで代用してロックピンを新品にして修理してみました。
シャフトピンが錆びて折れ、グラグラしてロックピンもどっか飛んで行っちゃうみたいですね。
モーター自体は元気良さそうだったんでこれでひとまず様子見ですね。
ファンは直りましたが、ボフッ…!しちゃった、
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ラジエターのサブタンク。
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こりゃさすがに直せませんのでキャップと共に新品に交換です。
でも、ここまで爆発しちゃうのって珍しいですよね…。
これで水温もエアコンもイイ感じになってまだまだ乗れそうですね〜。
さて、お次は206の1.6オートマです。
廃車秒読みだった車両をサルベージしたオーナーさん。
「とにかくブレーキがゴリゴリ…と凄い感じ」
どれどれ、と乗りこんでブレーキ踏んでみると「スカッ」と床まで踏めちゃいます。
一応床まで踏み込んでDレンジに入れるとクリープも止められないくらいっす。
こりゃゴリゴリいってるし止まらないし、確かに酷いなぁ…。
どんななってんだろ?とホイールを外してみて「…ん?」

えーっと…ん?…んむむむ??
ベンチレーテッドの中身見えちゃってますから!
ディスク外側ズルむけ、パッド2個脱落、キャリパー本体も削れて使えません…。
ここまで乗った前オーナーさんは一体どういう状況だったんだろうか?
ここまで凄いのは初めて見ました。
中古キャリパーとひと通り新品に交換して復活しましたが、
パッド交換で済むはずだったのが何倍もお金かかっちゃいますねぇ、これじゃ。
現オーナーさんに拾われて良かったですね、この206は(笑)
じゃ、最後にまたN5の306スタイル。
こちらはアレで有名なオートマ、AL4のATF交換です。
入れて抜いて少し走って、を繰り返して交換します。
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1st、元々入ってたATFです。
5万キロくらいなので新車時のATFでしょうね。
んまー、黒々としてらっしゃいます。
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2nd、1回交換しただけだとあまり違いが分かりませんね。
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3rd、ちょいと黒から赤っぽい感じになってきましたね。
この辺から出足が軽いなぁ、という変化が乗っても分かります。
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4th、ダメ押しで4回目。
ほぼ新油と入れ替わった感じですね。
最後に油温をどうにか測ってレベル調整して完了です。
交換の必要のないはずですが、やっぱり交換後は調子良いです。
一度全量入れ替えたらあとは折を見て1回ずつ交換って感じでしょう。
それでもダメならオイルクーラーか油量アップとか必要なんでしょうかねぇ?
AL4とDP0、おっかない機械です(笑)