Lente motor works diary
茨城県土浦市の自動車工場、レンテモーターワークスのアレコレ。

2012年12月17日

オートマちっく

オートマ、欧州車に乗ると悩みの種ですね。

まずはまたまたトゥーランのバルブボディ交換。
毎回同じなので写真はもういらんですよね?(笑)

今回はちょっと新しい年式でして、いつもの注入口がないです。
仕方がないのでドレンから逆流させて入れましょう。

touran (20).jpg

という事でこんなのこさえましてドレンから手動ポンプでチューチュー入れました。

touran (16).jpg

抜けたATFはこんな感じ。

touran (9).jpg

このくらいの赤さでもう一回新油入れて完了。
アイシンの6速ATはちゃんと動くとやはり気持ち良いです。
サッササッサと変速してまことに具合よろしいです。

んで、お次はシトロエンのピカソ。
クサラの方のピカソですね、どっちが前?みたいな方の(笑)

こちらもAL4のATF交換します。

picaso (2).jpg

こんな感じが、

picaso (3).jpg

こうなって、

picaso.jpg

これになって、新油入れて完了〜。

2台まとめて紹介したのはですね、
今回からマイスターのGXっていうATFにしてみたからです。

これは…ちょっとイイ感じだと思いますよ。

AL4(DP0も)のシフトダウンでちょっとつんのめるようなあの感じ、
あれがずいぶんと穏やかになって、シフトアップも軽い感じ。
チョイ乗りでも「こんな感じだったっけ?」と思うくらいです。

ソレノイド交換!って症状までいってなくて、
もうちょい普通のATっぽくならないかなぁ?
くらいなら多分、嬉しい効果が期待できるような気がします。

オートマに関しては控えめの表現にさせて頂きますね(笑)
タグ:VW
posted by lente_ucd at 21:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 駆動系のアレコレ

2012年12月09日

クロスミッションとモロモロ

ジネッタG4、ミッション交換他モロモロです。

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使用するのはクワイフのストレートカットクロスの組込み済みのこれです。
わきの銀色の物体はアルミ製のベルハウジング、ここでマイナス5kg。
鉄鋳物のベルハウジングは10kgくらい。

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ふた開けるとこんな感じにヘヴィーデューティな歯車が見えます。

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まずは摘出、で、ミッション置いたら強めのぎっくり腰でしばし天を仰ぎます。

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2足歩行できるようになった数日後、鉄鋳物ハウジングを外したらこんな有様で。
強打してバッキリ割っちゃったんでしょうね、一生懸命溶接されてます。

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レリーズフォークの穴はクラックでつながっちゃってます。
アルミのハウジング用意しておいて良かった〜。

エンジン・ミッション下ろしたついで!といろいろ。

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装着されていた1.8ゼーテック純正軽量加工済みのフライホイール。
から、

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ノーマル形状のクラッチでイケる軽量フライホイールに交換、マイナス2.5kg。
もっと軽いのは小さな径のレーシングクラッチ仕様になります。

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オイルポンプのプーリー、

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なんか噛みこんでガジガジだったり、

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オイルシールに負けてミゾ掘られちゃってたり。
オイルは漏れるはベルト痛むはで良いことないです。

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タイタンの補修品にて交換、なのでそのうち同じ状態になるでしょうね…。
10年くらい持つなら、まぁ、ということで。

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タイミングベルト&ウォーターポンプ一式も交換〜。
このカムプーリーもノックガイドの無いタイプなんですね。
センターボルト緩めるとクルクル回っちゃいます。
知らなかったのでビビりました(笑)

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でも、カムの後ろにこんな溝がありまして、

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5.0mmの適当な棒差して一直線になれば良いみたいです。
簡単なカムロックの方法で良かった…。

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他にもスターターを強いのに交換してみたり。

各パーツの選定や取付はかなーり、かな〜〜〜り難航しましたが、何とか作業完了!

そして、「唸りを上げろ!強化スターターぁ!」

とキーをひねりましたがムニョムニョ…カチカチっとしか言いません…。
バッテリーが御臨終の様でオーナー氏にご相談。

「こんなのとかこんなのがありますがどれにしましょう?」
「もうヤケクソや、ちっさ軽いのにするわ!」

ということで、

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アリアンテのリチウムイオンバッテリーに交換でマイナス9kg。
これでセル回るの??っていう冗談みたいなバッテリーですが全然平気。

さて、本題のクロスミッションです。
ヒュイーン、というギヤノイズを発しながらイ〜感じに加速します。
4.44のファイナルの組み合わせでいよいよTC1000&2000専用になっちゃいました。
これで遠出するのがつらいという意味でも。

モアパワーを手に入れるための下ごしらえは確実に進んでますね…(笑)
タグ:ジネッタ
posted by lente_ucd at 19:42| Comment(4) | TrackBack(0) | 駆動系のアレコレ

2012年12月06日

プジョー307

307も106と同じような電動パワステですね。

ステアリングコラムに付いてるようなモーターの力で直接アシスト、
ではない方のMR2(SW20)のような電動油圧ポンプ式のアレです。

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右のヘッドライトの裏側にあるこのポンプ。
よく起こるトラブル箇所のようです。

オイルシールがダメになってフルードが違う部屋にいっちゃうとか、
Oリングがダメになって侵入した水が基盤をサビさせちゃう、とかとか。

この307も時々ノンパワステになるそうなので修理です。

307 (11).jpg

はい、おっ外れたら中身の確認をしてみましょう。

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Oリングから水が入った痕跡ですね。
ここからじんわり基盤の方に入ってオカシナことになるようです。

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タイミング悪い時にハンドル固まったら非常に危ないですよねぇ。
あんな時だったり、こんな時だったり、想像すると恐ろしいっす…。
なので、少々高くても素直に新品に交換しちゃいましょう。

あと、ついでに依頼されてたのが、ドライブベルト付近からのキュルキュル音。

307 (12).jpg

原因はクランクプーリーのゴムダンパーでした。
もっと派手に壊れてくれてれば分かりやすいんですけどね(笑)

青いマーカーの線は一直線に引いてあったものです。
エンジンかけると中心だけ一生懸命回ってたんでしょう。

こっちもお疲れさま、という事で作業完了〜。

の、1週間後にヒーターパイプからの水漏れ。
パイプの交換も終わったので、しばらくは問題無い、かな?と。
タグ:プジョー
posted by lente_ucd at 20:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 電気系のアレコレ

カングーの排気系

カングー初期顔、1.4で走行距離多め(地球4周以上)です。

走行距離が問題なのでしょうか、

kangoo.jpg

ビシ。

kangoo (2).jpg

ビシシ。

っとエキマニにクラックが入っています。
例によって新品が微妙に高いので中古品に交換。

kangoo (3).jpg

5万キロくらいの中古なのであと10万キロくらいは平気でしょう(笑)
タグ:カングー
posted by lente_ucd at 20:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 給排気系のアレコレ